さようなら高麗橋・三越

大阪高麗橋の三越が、5月5日で閉店することになり、「315年の長きにわたり、ご愛顧ありがとうございました」と、感謝閉店セール中。315年というのが、すごい。同時に古い写真やポスターを並べ、ささやかな「大阪三越の歴史展」も開いています。
元禄4年(1961)この地に越後屋大阪店として開業、大正9年には7階建てのデパートになりました。生家がここの東の方にあったので、こどものころの私には、デパートといえば、それは高麗橋・三越のことでした。戦後の「三越劇場」もなつかしいですね。
しかし、かつて商都・大阪のメイン・ストリートだった堺筋がさびれ、さらに阪神大震災で建物に致命的被害が出て、ついに閉店ということになったわけです。あとには高層ビルが建つとか。2011年には、新しくできる大阪駅北ビルに新規出店するそうですが、それまでは、大阪から三越は姿を消します。
和歌山市の丸正百貨店が倒産閉店する2日前に行ったことがあります。陳列ケースから商品がつぎつぎに運び出されるなかで、最後の商売をしていた店員の姿に胸を打たれました。
またなくわびしく、あわれなるものは、消えゆくデパートの姿なりけり。
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←昭和3年に「三越」となる前のポスター。正ちゃん帽の男の子は、なんだか、幼いころの自分を見ているような気がします。こんなオボッチャンではありませんでしたが。
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→展示されていた、このダンボールの洋服箱には、たしかに見覚えがあります。60年以上も前の記憶がよみがえって、われながらあきれました。
by yagi070 | 2005-04-20 23:38 | 町だね
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