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季節の壁紙~タチアオイ

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タチアオイ(立葵)
すべての花の中で一つ選べ、といわれたら、私はこのタチアオイ(英名ホリホック)です。夏空にすっと2メートルほども立ち上がって、下からどんどん槍先まで咲き上がるところが、まことに爽快。色はさまざま。チョコレート色というのもあります。この花が咲き終わると、梅雨明けです。いまいちの写真ですが、愛知万博会場所見ということでご覧に供します。
立葵咲き終わりたる高さかな       素十
立葵の起つや忽ち睥睨(へいげい)す 独善
by yagi070 | 2005-06-30 22:21

季節の壁紙~ドクダミ

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ドクダミ
ドクダミは「毒痛み」、つまり「毒消し」。10の効能があるところから、別名ジュウヤク(十薬)。大阪・糸屋町の私の生家は薬局で、漢方薬も扱っていました。店の名は「幸福堂」。ジュウヤクは店の常備商品で、乾燥した葉が大きな袋に入れてありました。昔はどの家にも、これが置いてあり、体が不調になると、まずはジュウヤクか、ゲンノショウコを煎じて飲む、というのが家庭医療でした。
by yagi070 | 2005-06-27 08:29 |

美空ひばりと「旅ひととせ」

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明6月24日は、美空ひばりの17回忌。ひばりの芸能生活40年の1986年、小椋佳作詞作曲のひばりのアルバム「旅ひととせ」ができました。恋を失った男が日本各地を1年かけて放浪する仕立てで、岩燕(東京)/早乙女(清水)/紫陽花(大津)/花茣蓙(小豆島)/国比べ(鹿児島)/初蜩(唐津)/萩の賑い(萩)/太鼓(能登)/おしょうしな(米沢)/函館山から(函館)/風花便り(盛岡)/帰心(水戸)の12曲の組曲になっています。これが、小椋の詩といい、曲といい、ひばりの歌唱も、12曲とも非の打ちどころない出来で、おそらく二人にとっても会心の作品だったにちがいありません。ひばりが亡くなる3年前のことです。それが、同じ年に出た、やはり小椋の作品「愛燦燦」の大ヒットの蔭にかくれてしまい、いくつもある「ひばり全集」のたぐいにも入っていません。ひばりのファンでも、この傑作組曲を知らない人もいます。のちにCDにもなり、小椋自身が歌ったものも出ましたが、ひばりのものには及びません。私が知ったのはずっと後のことですが、すっかり惚れこんで、ひところは全曲を暗唱していたほどです。でも、カラオケにはシングルになった「函館山から」と「太鼓」しかなく、歌う機会もないまま忘れていました。先日、NHKハイビジョンが、この組曲を特集していたのを見て、なつかしく思い出し、また鼻歌で歌い始めています。
16年前、美空ひばりの訃報を載せた朝刊をつくったとき、私はたまたま大阪の編集の責任者でした。若い記者からは「演歌歌手が死んだくらいで、騒ぎすぎる」という声もありましたが、「これは、ひとつの時代が死んだということだ。もっと騒げ」と押し切りました。結果は、どの新聞も大展開。時代認識のない後輩のいうことをきいていたら、大恥をかくところでした。ひばりの歌のリストづくりに、担当者が閉口していたので、私がしゃしゃり出て、25曲ほど選曲しました。他紙のリストとは少し違っていましたが、あとでコロムビアの人から「毎日さんのは、ほんとうにひばりの歌が好きな人の選曲だと思った」といわれました。
現役時代、何度かこの女王にインタビューする機会があったのに、そのたびにいろいろな事情で流れてしまったのが、かえすがえすも悔やまれてなりません。
by yagi070 | 2005-06-23 15:03 |

また行ってきました愛・地球博

泊まりがけならなんとかなるだろうと、性懲りもなく、また行ってきました。ところが、夜になっても、日本の人気企業館は、予約をとるだけでも2時間も行列しなければなりません。何度も挑戦しかけましたが、ついにあきらめ、外国館をめぐり歩きました。人気企業館を見るには、なにがなんでも2時間、3時間待ちに耐える執念が要ります。2回の見物の成果は、参加121か国のうち、5館を残して完覧。総じて、映像だけに頼る展示は印象が薄く、小さなものでも実物を持ち込んで、さまざまに工夫した展示は、見ごたえがありました。長久手日本館と、冷凍マンモスを見ることができたのはラッキー。でも、年も考えずに歩きに歩いて、さすがに足はガクガク。
名古屋から会場へのアクセスは、鉄道だとJRとリニアモーターのリニモに乗り継ぎますが、万博八草駅でのリニモへの乗換えが大難関。下手をすると、これに1時間くらいかかる上に、会場の入口の荷物検査があり、また行列。こうして入場するまでに時間をとられ、人気パビリオンにたどりついたときには、すでに予約も整理券配布も終了したあと、という仕儀になります。地下鉄を利用するコースもありますが、通勤ラッシュを考えないと、とんでもない目に遭います。そこへいくと、名古屋駅近くのビル3階の名鉄バスセンターから出ている、シャトルバスがおすすめ。渋滞がなければ、30分余りで東ゲートへスッと着きます。リニモの無用な行列を避けることができるだけでも楽です。同じビル11階の名鉄グランドホテルの部屋がとれたら、いうことなし。
なお、1か月前の午前9時から始まる、インターネットの予約は、相手にしないほうが賢明。イライラするだけで、なんの結果も得られず、素人の手には負えません。
下の写真は、中央アジア共同館・タジキスタンのコーナーに展示してある、巨大なアジナテパ仏涅槃像の原寸レプリカ。写真撮影のポイント位置が示してあり、そこから撮ると一番いい表情にな写ります。箱のようなもの(棺か)に入っているように見えますが、実際こんな状態で発掘されたのだそうです。人間だれしも、死ぬときはこんな表情でいたい、と思わせます。しばらくは、これを壁紙にしましょう。
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by yagi070 | 2005-06-22 10:25 | 町だね

季節の壁紙~ハナショウブ

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品種名は「丹頂鶴」だそうですが、どこにも「丹頂」が見えません。この白い薄絹を張ったような風情は、「天羽衣」のほうがピッタリ。ツルに見立てるなら「片男波」はどうでしょう。「和歌浦に潮満ちくれば潟を無み葦辺をさして田鶴鳴き渡る」。それとも「初雪」か、はたまた「沖津白浪」か。
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ハナショウブは、その色柄、意匠のさまざまを巡り見たあとは、こういう単純明快、凛とした花に帰りつきます。名前は「潮来の夢」
by yagi070 | 2005-06-18 11:44 |

季節の壁紙~アジサイ

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緑色のアジサイというのも、あるのですね。私もことし初めて見ました。さすがは別名「七変化」。変色してこうなったものか、それとも、こういう品種なのか。
by yagi070 | 2005-06-17 21:16 |

興福寺国宝展

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大阪市立美術館の「興福寺国宝展」(7/10まで)を見てきました。「国宝展」といっても、鎌倉のものが中心で、人気の阿修羅像など奈良時代の作品は、山田寺仏頭をのぞいては、今回は出ていません。治承4年(1180)平重衡の南都攻めで、藤原氏の氏寺、興福寺は、東大寺とともに焼亡。翌年早くも復興事業が始まり、康慶・定慶・運慶らが、新たな仏像制作に心血を注ぎました。この時期の作品には、これら天才仏師たちの復興へのひたむきな情熱が感じとれます。
肖像彫刻の傑作、無著・世親像はもちろん、十二神将、四天王像などの迫真の表情を見ていると「いつかどこかで見かけた人のような」と思ってしまいます。薬で人の心身を癒す、兄弟一対の薬王菩薩像は高さ3.6メートルもあり、病いに苦しむ数知れない人々が、この巨大な金ピカの像を見上げて、この仏さまならきっと助けてくださる、と信じ、すがる思いで祈りを捧げたにちがいありません。灯篭をかかげた愉快な鬼・天燈鬼像のうしろにまわって、初めてフンドシの丸いお尻を見ることができました。こういう展覧会ならではのことです。
興福寺は変わったお寺です。門もなければ塀もない。奈良公園と境内の区別がつかず、鹿も人も往来自由。ここの「国宝館」は、それこそ教科書に出てくる名品傑作が所狭しとひしめき、壮観です。近鉄奈良駅のすぐそばでもあり、奈良へ出かけて、時間の余裕ができると、いつもここへ走って行きます。
この興福寺、創建1300年を迎える、2010年をめざし、中金堂の再建を進めています。
by yagi070 | 2005-06-16 00:43 | 展覧会

塚本邦雄さんのこと 1

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東大阪玉泉院で営まれた歌人・塚本邦雄さん(9日、84歳で死去。玲瓏院神変日授居士)の葬儀に参列してきました。梅雨入りのあととは思えぬ晴れて蒸し暑い日で、こういう天気は塚本さんは一番苦手だったなあ、と思い出しました。喪主の作家・青史さんが、よく知られた歌「日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも」をひいて、「6月になると父は日本を脱出して海外へ出かけていましたが、こんどはもっと遠くに脱出してしまいました」とあいさつ。馬場あき子、岡井隆、福島繁樹、篠弘氏ら錚々たる歌人の弔辞を聞いていると、いまさらながらに戦後歌壇での塚本さんの業績の大きさを知らされました。
でも、正直なところ、私には塚本さんの歌は難解で、よくわかりません。塚本さんと短歌の話などしたことは、一度もありません。そういう付き合いでした。昔、桑原武夫さんが「人をアドマイアできない人は、つまらない人だ」と話されるのを聞いたことがあります。人は人に傾倒し惚れぬいてこそ成長できる、ということなのでしょう。すると、私はまさしく、その「つまらない人」です。私はどうも、特定の人に傾倒し、入れ込むということができない性分です。大学で卒論に選んだ太宰治も、傾倒するというところまではいきませんでした。むしろ、こういう人物と付き合うのはゴメンだと思いました。そんな調子ですから、私には親分も子分もなし。先輩からはよく「おまえは人のふところにとびこむということをしないなあ」と言われました。
そんな難儀な私が、今にして思うと、塚本さんから大きな影響を受けたのが不思議なくらいです。短歌や文学の話などろくにしないまま、いつのまにやら感化されたのでした。
by yagi070 | 2005-06-13 23:13 | ひと

季節の壁紙~アルストロメリア

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アルストロメリア
「ペルーのユリ」「インカのユリ」の名もあるくらいですから、南米出身。日本の別名は「ユリズイセン(百合水仙)」。花びらの「豹皮」模様が特徴です。よくもこれだけ種類があるなと思うほど、花色はさまざま。写真の花は、近づいて見ると、虫にやられていました。葉は穴だらけ、開いた花びらまで虫にかじられています。いや、花づくりも苦労ですね。こちらはパチリパチリとシャッターを押すだけですから、気楽なものです。
by yagi070 | 2005-06-10 20:26 |

季節の壁紙~アジサイ

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アジサイ
アジサイの花は酸性土壌では青くなり、アルカリ土壌だと赤くなるそうですが、ここまで赤いのは、こういう品種なのでしょう。アジサイの種類はあまりにも多くて、写真を撮るにも目移りして困ります。濃い青もいいのですが「紫陽花」という漢字は、こういう赤い花のほうがぴったりのように思えます。青でも赤でも、濃い色の花を毎年咲かせるのは、なかなかむずかしいそうで、そういえば「ここのアジサイ、去年はもっと鮮やかな色だったのになあ」ということが、よくあります。
by yagi070 | 2005-06-10 19:51 |