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江戸の誘惑 ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展

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神戸市立博物館の「江戸の誘惑 ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展」(5月28日まで)を見てきました。明治15年に来日したアメリカの医師で資産家のウィリアム・ビゲローは、当時見向きもされなくなっていた浮世絵の価値を発見、日本に住み着いて収集につとめました。とくに、ボストン美術館に収まった700点におよぶ肉筆浮世絵の大コレクションが有名です。今回はそのうち80点の逸品の里帰り。近年大規模な修復が行われたこともあり、その保存状態のよさには感心します。北斉・歌麿・師宣・広重・春信など、ずらり。版画と違って、肉筆画からは画家の息づかいまで伝わってきそうです。勝川春章の「春遊柳蔭図屏風」6曲1隻の左隻には、咲き乱れる菖蒲、風に流れる柳と、大勢の女性と子どもたちだけの、くつろいだ姿が描かれ、満ち足りた江戸の暮らしが、うらやましいほどです。
by yagi070 | 2006-04-27 20:42 | 展覧会

季節の壁紙~ライラック

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ライラック
リラ、またはムラサキハシドイ。「スミレの花さくころ」の歌も、ほんとうは「リラの花さくころ」。
by yagi070 | 2006-04-27 20:16 |

季節の壁紙~ハナミズキ

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ハナミズキ(花水木)
赤と白。ほかに淡い紅や黄色がかったものもあります。
by yagi070 | 2006-04-27 20:13 |

季節の壁紙~フジ

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フジ
太宰治が最後に書きとめた歌は、伊藤左千夫の「池水は濁りに濁り藤波の影も映さず雨ふりしきる」でした。
by yagi070 | 2006-04-27 20:10 |

書の国宝 墨蹟展/幻の芝川照吉コレクション展

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書の国宝 墨蹟展(5月28日まで、大阪市立美術館)は、歯が立ちませんでした。「墨蹟」とは、禅宗の高僧が遺した書。国宝15、重要文化財120という、系統的で大がかりな展覧会ですが、中国や日本の名だたる高僧といっても、ほとんどなじみがなく、書はすべて漢文。展示には「解字」もなく、読めません。読めたとしても難しい禅語では、チンプンカンプン。おまけに「図録」は5000円もするので、お手上げ。禅宗では、師の臨終の遺書「遺偈(いげ)」と肖像画「頂相(ちんぞう)」によって、後継の弟子に法灯を伝えるそうです。ですからこれらの墨蹟は、その宗派にとって何にもまさる宝。のちには茶室に欠かせないものとなり、信長や秀吉など時の権力者が秘蔵したものもあります。死に臨み、最後の力をふりしぼって書かれた書は、字も乱れてしまったものもありますが、迫力満点です。でも、禅にも書にも知識のない私などには、しょせん猫に小判の展覧会でした。
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同時開催の幻の芝川照吉コレクション展のほうは、とても親しみやすい展覧会です。芝川照吉は文楽の5世竹本弥大夫の子。生家はもと大阪・北堀江の茶屋「木谷楼」。弟は浄瑠璃研究家の木谷蓬吟、蓬吟の妻は日本画家の木谷千種です。照吉が養子で入った芝川商店は、「羅紗王」といわれたほどの大きな「ラシャ屋」でした。仕事で東京に出た照吉は、当時の美術家と親交を深め、その有力なパトロンとなり、独自の1000点におよぶコレクションを作り上げました。しかし、照吉が52歳で没した2年後の大正14年、関東大震災でコレクションは一部を焼失、そのあとの売り立てで、ほとんどが散逸、戦災にも遭いました。この展覧会はそれらをふたたび集めて、コレクションのおもかげを再現しようとしたものです。青木繁、坂本繁二郎、岸田劉生、石井柏亭、石井鶴三、バーナード・リーチ、富本憲吉、河合卯之助、それに藤井達吉の工芸作品がたくさん並べられています。この展覧会だけなら300円で見ることができます。
by yagi070 | 2006-04-20 14:13 | 展覧会

季節の壁紙~サクラ

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オオテマリ(大手毬)
ことしも、大阪・造幣局の「通り抜け」を見てきました。「通り抜け」の「ことしの花」に指名されたのが、このオオテマリ。
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アマノガワ(天の川)
まっすぐ上にのびる枝と、花つきがユニークです。これの花の白い「タナバタ(七夕)」は、絶滅してしまったそうです。
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ギョイコウ(御衣黄)
緑のサクラとして、知られています。
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ギオウジギジョザクラ(祇王寺祇女桜)
桜守の佐野藤右衛門が京都・嵯峨で発見、平家物語ゆかりの祇王寺に移植したそうです。
by yagi070 | 2006-04-14 18:44 |

季節の壁紙~サクラ

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落花の小道
太平記の「落花の雪に踏み迷う片野の春の桜狩り」や、俊成の「またや見ん片野の御野の桜狩り花の雪散る春のあけぼの」を思い出します。まさに雪と見まがう落花。小道を小川に見立てれば「落花流水」の図。
by yagi070 | 2006-04-13 17:37 |

季節の壁紙~ハナカイドウ

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ハナカイドウ(花海棠)
サクラに見えて、リンゴの仲間。ソメイヨシノに混じって、濃い紅の花があれば、たいていこれです。
by yagi070 | 2006-04-13 17:30 |

アカシア

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ソメイヨシノとアカシア(ミモザ)
この二つが重なると、まさに春爛漫の景色。(ピンがあまいので、あまり大きくしないで見てください)
by yagi070 | 2006-04-10 19:51 |

文楽4月公演

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4月公演(23日まで)は、三味線・鶴沢燕二郎の6世燕三(えんざ)襲名披露公演です。住大夫の襲名口上は、本舞台ではなく「床」から。披露狂言は「ひらかな盛衰記」の「松右衛門内から逆櫓(さかろ)まで」。師匠の5世燕三が出演中に倒れた最後の狂言だけに、新燕三の三味線はすさまじいばかりの力演です。咲大夫の声量も腹にこたえます。義経に滅ぼされた木曾義仲の嫡男の悲劇で、樋口次郎は勘十郎。
もう一つは、能の「安宅」から歌舞伎になり、明治に文楽に移された「勧進帳」。文吾の弁慶。7丁の太棹三味線の大合奏が聞きものです。
第2部(13日から昼夜入替、12日は休館)は、文楽3大狂言の一つ「菅原伝授手習鑑」の「車曳から寺小屋まで」。
by yagi070 | 2006-04-10 19:06 | 文楽