文楽11月公演

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1984年に大阪の国立文楽劇場ができてから、今回が100回公演。それを記念した「本朝二十四孝」の通し狂言です(27日まで。16日は休館。昼夜入替なし)。今日は前半の第1部を見てきました。足利将軍の暗殺事件(将軍義晴は渡来したばかりの種子島で撃たれて舞台で死にます)をきっかけに、複雑怪奇でスリリングなストーリーが展開。武田信玄・勝頼、上杉謙信・景勝、山本勘助、斉藤道三ら歴史上の人物が次々に登場し、ぼんやり見ていては、人間関係がのみこめず、わけがわからなくなります。謀略あり、恋あり、盛り沢山の見せ場がめまぐるしい、超大作。私も大序から通しで見るのは初めて。人間国宝の人形遣い、吉田玉男は病欠。高齢なだけに気がかりです。難役・勘助の母は、桐竹紋寿が代演。
文楽劇場の電話予約のシステムが変わり、大阪の客が大阪の劇場の予約をするのに、東京へ電話しなくてはならなくなりました。とかく文化庁のやることは、自分たちの仕事の都合が第一で、観客の便利は二の次ですね。
by yagi070 | 2005-11-07 18:45 | 文楽
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