文楽4月公演

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4月公演(23日まで)は、三味線・鶴沢燕二郎の6世燕三(えんざ)襲名披露公演です。住大夫の襲名口上は、本舞台ではなく「床」から。披露狂言は「ひらかな盛衰記」の「松右衛門内から逆櫓(さかろ)まで」。師匠の5世燕三が出演中に倒れた最後の狂言だけに、新燕三の三味線はすさまじいばかりの力演です。咲大夫の声量も腹にこたえます。義経に滅ぼされた木曾義仲の嫡男の悲劇で、樋口次郎は勘十郎。
もう一つは、能の「安宅」から歌舞伎になり、明治に文楽に移された「勧進帳」。文吾の弁慶。7丁の太棹三味線の大合奏が聞きものです。
第2部(13日から昼夜入替、12日は休館)は、文楽3大狂言の一つ「菅原伝授手習鑑」の「車曳から寺小屋まで」。
by yagi070 | 2006-04-10 19:06 | 文楽
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