アサガオ(朝顔)
アサガオは旧暦の七夕のころに咲く花とされ「牽牛花」の名もあります。でも「初秋」の季語。最新刊の「角川俳句大歳時記」の付録にも「梅雨明けのころから咲き始めるのに、昔の人はこの花の風情に秋の気配を感じた」とあります。奈良時代の終わりごろに中国から薬草として渡来。万葉集の山上憶良秋の七草の歌のアサガオは、キキョウ(桔梗)だとする説が有力。
この行灯仕立てのアサガオは、七月の初めに朝顔市で求めたものですが、九月に入ってもなお、毎朝たくさんの花を楽しませてくれます。星型模様のものは「スター咲き」といい、いま朝顔市での人気品種です。